黒　漆　蒔絵下記は引用伝統と時代をさきがける創意の融合狂騒の1920年代、ジャズとアールデコに彩られた時代に誕生したパーカーのフラッグシップモデル「デュオフォールド」。時代を経ても譲れないこだわりと、時代を先駆ける創意が融合しています。この逸品に、日本伝統の蒔絵加工を施し、見事な「流水紋」を表現しました。局面率の高いペンに曲線を描き込み、螺鈿の加工を施すことは、正に至難の業といえるでしょう。流れる水面にキラキラと反射する光を表現する為、パール調の青漆を使用するとともに、青貝の形と輝く方向性を調節し、竹棒で圧えて貼りあわせていきます。熟練の技を駆使しながら、1つ1つの工程を丁寧に積み重ねていくその姿は、時を重ねて育まれる年輪のような趣があります。ペンを走らせるたびに輝きを見せる青貝と青漆の煌めきは、自然が織りなす美しい情景を胸に宿らせ、持つ人の心を静かに満たします。ペン先18K　Mニブ　　販売価格￥36万+税日本国内のみの発売で世界限定77本のみです。（ちなみに、『33/77』のナンバー入り） この青漆を開発するために3年かかったそうです。通常漆は茶褐色なので、青い顔料を混ぜてもくすんだ青にしかならないのですが、今回の開発により美しい光り輝く青になりました。