危険な毒花 常盤とよ子 工場

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読むには問題ありませんが、古い本のため、やけ等あります。写真をご確認ください。Publisher/三笠書房Published/1957Format/ハードカバー日本の女性写真家のパイオニアのひとりである常盤とよ子の作品集『危険な毒花』。「赤線地帯のカメラマン」と言われた女流写真家の先駆け常盤とよ子。学校卒業後はアナウンサーとして働いていましたが、アマチュア写真家で後に夫となる奥村泰宏の影響で写真にひかれていき、写真団体で学んだ後「女性」にフォーカスした作品創作に取り組みます。1956年に「働らく女性」をテーマにした個展を開催、ショップガール、女子プロレスラー、海女、ヌード・ファッションモデル、ダンサー等色とりどりの作品群の中でも、最も注目を集めたのが「赤線地帯の女」。当時一般人は近寄り難い地域であった横浜・真金町の遊郭地域で働く娼婦たちを、上衣のポケットにレンズを忍ばせながら撮影。異国情緒漂うストリートと娼婦たちの生き様を捉えた作品群は、翌年本人の記録を交えた写真エッセイ「危険な毒花」として刊行されるに至りました。女性写真家としての記録、働く女性たちの現在と未来が図版・テキストを通じて綴られた貴重な一冊。

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