見た目はかわいいですが、高性能なスピーカーです。ハイスピードなアンプと合わせることで、弾けるようなJBLサウンドを堪能していただけます。かつて、リビングに置くスピーカーを求めて秋葉原をさまよった際、強く印象に残ったのが4312M II WXでした。こんなに小さいのに、明確にJBLサウンドが躍動している! 当時の印象は、「DENON PMA-390SEでは、良さが引き出せない。PMA-1500SEで合格ライン。PMA-2000SEで、楽しげに躍動!」。もし買うなら、BK(樹脂のブラック)ではなく、音の広がりが自然なWX(木製のウォールナット)にしよう、と心に決めました。結局、リビングに入れたのは30cmウーハーの大型スピーカーでした。しかし未練が残り、追って中古を迎え入れました。当初、真空管アンプと合わせたのですが、記憶と異なり、音がモコモコして楽しくない。ウーハー及びミッドレンジのコーンがパルプ製で、真空管とは相性が良くないとのこと。ソリッドなアンプが合うことを学びました。試しにPMA-390AEをつなぐと、いまいち。PMA-390REでようやく及第点。場所的にそれ以上大きなアンプはつなげず、長い間、この組み合わせで使ってきました。しかし、やはり宝の持ち腐れ。本格的に使っていただける方にお譲りできたらと思います。【動作確認】もちろん。手頃なアンプと組み合わせて、楽しむのもアリだと思います。現在、DENON DRA-F109(65W)という小振りなデジタルアンプにつないでデュア・リパ の新譜「ラジカル・オプティミズム」を聴いています。鮮やかで繊細、ふくよかな低域。過不足のない優等生な音を奏でています。デジタルアンプとは相性がよいかもしれませんね。【清掃】ブラシつきクリーナー、電動エアダスターで、ほこりを取り、ウェットティッシュで拭きました。端子は、接点改良剤をつけた綿棒で磨きました。なぜか上下逆さまについていたサランネットを直し、きっちり梱包いたしました。【仕様】JBL 4312M II WX - 133mm 3ウェイ コンパクトモニター出力音圧レベル:90dB公称インピーダンス:6Ω許容入力:75WH300 x W181 x D180mm、4.0kg x 2※サイズをお示しするため、写真1枚目に腕時計を添えました。